★人格形成とチームビルディング
本記事では、筆者の体験談に基づいて、1年間を掛けて根気強く、自分の幸せを見つけていく事を目指していきます。この結果、良い人間関係が構築され、最強のチーム作りが実現できるという副産物も何時しか得られていく事でしょう。それでは、これらの目標に向かって邁進していく方法についてお教え致します。
★最悪な状況
1)最悪な状況
2019年の秋口の事でした。チーム崩壊と共に周囲の人達から嫌われるという状態に陥りました。その時に、これまで面従腹背で私に接してたという事が分かったのです。本来、人望にコンプレックスがあった私は、自分の不遜な態度にも気付きませんでした。自分が学んだ事を絶対視し、それを押付ける態度に出ていたようです。また、上司を含めて直ぐに噛み付く一匹狼的な暴言や態度によく現れていました。そんな昔からの行動パターンがついに2019年に表面化したと言って良いでしょう。勿論、そんな私は、チームから外され、仕事も回って来ない状況となりました。正直、絶望感しか残らない状態でした。実は、更に家庭内においても、子供の将来性に口論となり、「もう親父とは話したくもない」と子供の心も既に離れていたのです。チームとは、会社だけでなく、家庭など一つの目的で動く仲間の関係です。だから、一事が万事、人格形成に失敗し、仲間作りに失敗すれば、結局最後には、自分にその因果が巡ってくる事に気付かされました。自暴自棄になるのも当たり前かも知れません。
2)人の潜在的論理構造
これまで感じた事は、人は初対面で相手の大部分の印象を把握し固定化している、という事です。すなわち、自分が上に立てるか、今風に言えば、マウントが取れるかを瞬時に判断している風に感じます。自虐的に言うと、体格、声、しゃべり方、顔立ち、匂い、立場(偉いと思っているとか、金持ちなのかとか・・)、先入観的噂等の五感+αによって判断しており、自分が全ての項目で逆アドバンテージになっており、殆どの人から格下の初印象を与えているようです。この為、知り合いになって暫くすると「あれ?こんな事も出来るんだ」などと言われます。そして、人は、この初対面時の印象をもって、その後の付き合い方を決定付けているという事です。
3)寧ろ、鶏口となるとも牛後となる事なかれ
このような初対面の印象を持たれる人間は、「バカにされる」、「騙される」、「イジメられる」、「尊敬されない」という結論に陥り易くなります。これに反対する人は、大抵この負の印象を持たれない人間が言っています。2:6:2の法則に示された通り、世の中の2割の人は、上記の負のスパイラルに迷い込み、残りの8割は「上位に立っている」と思い込んでいる人間と「寄らば大樹の陰」でそちらの仲間と思われたい人との関係となっています。しかしながら、どちらも同じ人間ですから、生きる価値のない人間はいません。負の印象を持たれた人間は、8割の人の為に生きているのではなく、あくまで自分の為に生きているのです。私は物心ついた時から、堂々と生き抜いて、その結果、何かしら堂々と人の役に立つ事を目指しました。こんな私も結局は、人格形成に失敗し、仲間作りに失敗したのかも知れません。因果応報的に自暴自棄になっていたのかも知れません。
★三人の賢人との出会い
1)松下幸之助と稲森和夫
そんな時、先輩からこんな言葉を聞いたのです。「松下幸之助の”素直”を今こそ読む時だ」と。私は心の改造ができるような、また、チーム作りに役に立ちそうな本を買いあさりました。そして、松下幸之助だけでなく、稲森和夫にも辿り着きました。パナソニックの松下幸之助、京セラの稲森和夫の創始者の本に共通していたのは、まずは自分の人格を正しく形成しなければならないという事でした。
2)アルフレッド・アドラー
その後、昔から名前だけは知っていたアルフレッド・アドラーの心理学の特集をテレビで見て、従来の心理学とは異なる何かを感じ、松下幸之助から2ヶ月後が経過した頃に、アドラーの著作本を読み始め、片っ端から本を買いあさりました。パナソニックの松下幸之助、京セラの稲森和夫の創始者とも共通していたのが驚きでしたが、やはり、アドラー心理学でも、まずは自分の人格を正しく形成しなければならないという事でした。
3)中村天風
その後、噂に聞いていた中村天風を思い出し、WEBで調べた結果、彼が、日本の名立たる経営者や創業者、政治家等の師匠である事が分かりました。松下幸之助から4ヶ月後に一冊目を読み始め、代表的な本を購入し時間を掛けて理解を深めていきました。松下幸之助や稲森和夫の言葉は、この中村天風の影響を多大に受けている事も知る事ができました。更に、共通していたのが、やはり、まずは自分の人格を正しく形成しなければならないという事でした。
★人格形成とチーム作り
これらの本を読み進めるうちに、正しい人格形成を行えば、正しいチーム作りの下地ができてくることが分かってきました。人生は長いようで短い。今から私にできる事は、チーム作りの主人公になるのではなく、残りの短い人生を、特に、少ない友達や家族と幸せな時間を過ごせる事を願いながら、自分の幸せのみを追求し続ける事です。また、この事が、周囲への貢献にも繋がっていくと考えました。ただし、残り少ない人生で、この副産物まで辿り着けるかは一種の賭けと言えそうです。一度踏み外した道は、中々、治らないでしょう。また、周囲も直ぐには、受け入れられないのが世の常です。最強の人格形成やチーム作りに貢献できるかどうかは、運に任せるとして、そこに至る努力は、誰も見てなくてもできる事と信じる事にしました。
★残された人生の生き方
1)このような私ですが、松下幸之助・稲盛和夫、アルフレッド・アドラーの心理学、中村天風の本を読み終えて、まとめ記事にしようと心に決めた頃から、心に余裕ができたというか、諦めの境地に入ったというか、少しだけ楽に生きれるようになりました。ローマは一日にして成らずの例にある通り、人生は時間を掛けて作っていく必要があります。険しい道のりになるとは思いますが、その中では楽しい事もあるでしょうし、小さいながら成功体験もある事と思います。また、若い方には、まだまだ時間も残されています。そんな方々に何か残してやりたいと思いました。
2)そこで、今、本記事を読んでいる貴方に、自分の正しい人格形成のやり方と部下や上司やチーム員と一緒にチームを作る最強のチーム作りのやり方として、以下のやり方をお勧め致します。前述しましたが、まずは、正しく人格形成を行う事。次に、この副産物として、会社だけでなく、家庭やクラブ活動など、一つの目的を共有する仲間との関係を最強にするやり方として利用する方法です。是非、トライされる事を願っております。
3)人格形成と組織作りの五ヵ条・十ヵ条
人格形成やチームビルディングをより分かり易くする為に、各々人格形成と最強チーム作りの三賢人の残した言葉をまとめ、五ヵ条・十ヵ条にまとめた要約資料を作成しました。これは、自分がよく目にする場所に貼り付ける事をお勧めします。次に、毎日・毎朝に自分への1日の目標を示した日めくり資料を作成しました。これは、約52項目あり、毎週1回のペースで実践できるようになっています。「朝に一つの項目を読んで、これを実践しようと心に誓い、夕方にその項目ができたかを反省する」。毎日・毎週やる事を重視しています。ここには、松下幸之助・稲盛和夫、アルフレッド・アドラー、中村天風らが提唱している考え方や自分への戒めの言葉やチーム(仲間)同士での発言や態度なども記載しています。チームの一人一人が心の持ち方を共有する事で士気が高まり、目標が明確化される事になるものと確認します。印刷して個人利用するも良し、学校・職場等で利用するもまた良し、メール配信しても良いようにしています。
★年間教育資料
年間教育資料は、以下のサイトにて、閲覧・学習・教育する事ができる様に、取り扱いしております。
★おわりに
皆さん、如何だったでしょうか。私事で恐縮でしたが、この資料の重要性や必要性を説明してきました。当然、人にも寄りますが、毎日、心を鍛える努力は、チーム作りだけでなく、人としてやるべき事の一つと考えます。本記事をご覧の皆様には、是非実践してもらう事でより良い人生を送って頂ければ、SAHARAとしても非常に幸せに感じます。
●本記事のページトップに移動
Comments